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【ネタバレ】『Born in the EXILE~三代目J Soul Brothersの奇跡~』のお話

三代目 J Soul Brothers初のドキュメンタリー映画『Born in the EXILE~三代目 J Soul Brothersの奇跡~』が2月12日から公開になりました。2014年の秋から、2015年に行われた初のドームツアー「BLUE PLANET」に密着したドキュメンタリー映画です。がっつりネタバレをしながら、思ったことを書いておきます。めちゃくちゃ長くなってしまった。

2015年9月30日の東京ドームでのライブ。そこで特報が流れてドキュメンタリー映画って!となったのがなつかしい。

ドキュメンタリー映画といえば、最近は多くのアーティストだったりアイドルの作品があるけれど、有名なのはAKB系列のドキュメンタリーなんだと思う。AKBが4作、SKE、NMB、HKT、乃木坂が一作ずつ。わたしは何でも好きだから、気になったら観るので、AKBは全部観ていて、NMBもHKTも観て、泣いた。SKEのドキュメンタリーもレンタルして観た。2015年の10月に公開されたPerfumeのドキュメンタリーも大好きで、もちろん大号泣しました。


だから、三代目のドキュメンタリーもとても楽しみだった。


その前に少しだけ、SKE、NMB、HKTのドキュメンタリーの話をする。

SKEのドキュメンタリー。2015年公開。これはこれからのSKEをどうするか、どうすべきかという問題提起だったと思う。珠理奈と、当時はまだSKEだった玲奈を含めた現役メンバーはもちろんだけれど、卒業メンバーがたくさん出ていて、あの頃のSKEは、という話をしていた。そしてこれからのSKEについても話をしていた。過去の劇場公演や総選挙、デビュー前のレッスンなどの資料映像もつかわれていて、監督なのかプロデューサーなのかはわからないけれど、スタッフと1対1で話しているメンバーの当時を振り返ったインタビューもあった。

NMBのドキュメンタリー。2016年1月29日公開。さや姉を中心とした物語だった。 NMBを構成する主要メンバーに焦点をあてつつ、難波という土地がどういったところで、そこでどうNMBが根付いていったのか、2015年の総選挙を物語のピークにしつつ、映像をはさみながら歴史を繙いていった。メンバーのインタビューも改めて場所をもうけるわけではなく、レッスン場の隅で、MV撮影の傍らで、という感じ。ちなみにナレーションが俳優の萩原聖人さんで驚いた。

HKTのドキュメンタリー。NMBと同日公開。歴史を追うというよりは、兒玉遥、宮脇咲良、田島芽瑠、朝長美桜、矢吹奈子、田中美久といった各期メインメンバーや推されではないけれど努力している子(坂口理子さん、上野遥さん)と指原の対談、そして各期メンバーのグループトークがメイン。そこに過去の映像が差し込まれていて、そのときにどう思ったか、などと指原が切り込んでいた。

各作品とも、各グループにとって初めてのドキュメンタリー映画だった。だから、紹介的な部分も多かった。どんなに有名なメンバーでも、指原でも、所属するチーム名と名前がテロップで載る。個別にインタビューをされているメンバーはもちろん、そのエピソードで中心になっているメンバーもきちんと映像の中で名前が紹介されている。だから、この子の名前は、とすぐにわかるようになっている。特にHKTはメンバー全員が紹介されていたし、NMBはナレーションであだ名まで紹介されている。

その中でもHKTのドキュメンタリーに関していうと、監督は指原自身で。作中には指原が映像をどう使うか確認している裏側も差し込まれていた。作業をしながら指原が「ライト層にもコア層にもよかったと言ってもらえる映画にしたい。難しいし、欲張りかもしれないけれど」と言っていた。その狭間で葛藤する指原もよかった。これはきっとコアが観たいもの。ライトはこれでいいと思う。きちんと彼女自身がわかっていた。彼女はきっとドキュメンタリー映画のターゲット層を、「HKTを好きな全ての人々」にしていたと思う。もちろん、その他のSKEもNMBもそうなんだろうけど、初心者に一番分かりやすいのは、HKTの作品かなと思った。



さて、三代目のドキュメンタリーの話に戻ろうと思います。完成披露で一回、初日舞台挨拶の中継付きで12日に1回、映画を一緒に観るいつもの友達と3人で13日午前中に1回、夜に一人でもう1回、14日夜に一人で1回。計5回観ているのですが、初めて観た時に感じたことがあって。それが友達と観に行った時に、やっぱりそうだよね?と改めて思ったので、それを記しておきたい。

一緒に行った友達は、ただの映画好きってだけで、三代目に関してはほぼ何も知らない二人。終わったあとにどうだった?と聞くと、「説明不足だよね」と言われた。やっぱり、と。わたしがずっと覚えていた違和感はそれだから。「消去法でメンバーの名前を当てはめていったよ」「場所がわからない」「リーダーってNAOTO?」「がんちゃんもEXILEなんだっけ?」。これ、友達から言われたこと。
三代目のドキュメンタリーはどちらかというとコア層に向けた映画だったのかなと。三代目をすごく好きな人、更には「BLUE PLANET」を観た人に向けた映画のような気がしました。


私たちは、私は、知ってるんだよ。三代目J Soul BrothersがNAOTO、小林直己、山下健二郎、ELLY、岩田剛典、今市隆二、登坂広臣の7人だってことを。今市、登坂の二人がヴォーカルで、あとの5人がパフォーマーだってことを。NAOTOと直己さんがリーダーだってことを。知らない人は観に来ないだろうからそこを省こう、とか思ったらいけないと思うんだよね。もう少し丁寧なつくりであってもよかったんじゃないかな、と思うんです。だから気軽に人に勧めにくい部分があるように思える。うーん、すごくもったいない。


作中にはちょこちょこ三代目じゃない人たちが出てきます。頭の方にはEXILE TRIBEのTOWER OF WISHツアー。舞台裏もある。しかし、説明がないから、このツアーが何なのか、わかる人にしかわからない。たかひろくんやMATSUさん、AKIRAさん、将吉くんといった世の中の人々がEXILEと認識している人たちがいきなり出てくるけれど、それが何なのかは説明がない。そしてコメントでいきなりVERBALさんが出てくるけれどテロップもない。リハ風景にマキさんをはじめPKCZのメンツもいるけれど、帯同してるなんて言わないし、少しずつ挟まれるライブ映像にもPKCZは映らないから、わからない人にはなぜそこにいるのかわからない。「Summer Madness」のMV撮影でAfrojackが出てくるけれど、テロップもなくて、それでいいのかなとは思った。そしてEXILEのPV(「NEW HORIZON」)も挟まれるし、エンドロールにはAMAZING WORLDの映像も入る。でも直人さん、直己さん、がんちゃんがEXILEだっていう説明はない。直己さんがTOWのオーラス後のコメントで、EXILEについて言及するところはあるけれど、そこで詳しく話しているかというとそうでもない。更に言うと坂上忍さんと豊原功輔さんに対してはもう少し敬意を払うべきだと思いました…坂上さんはまだ自己紹介してるけどさ。


EXILEの兼任に関してもそうだけど、もう少しメンバーについての説明があってもいいのかなとは思う。健ちゃんのANNにおみさんとエリーがゲスト出演しているところにカメラが入っているけれど、ANNの説明がないから、これは何なんだ?となっても仕方ないと思う。直人さんがメンバーに「O.R.I.O.N.」のTV歌唱用の衣装をスタイリングしているところが映るけれど、直人さんがスタイリングしている、とは名言されない。おみさんが「おー、スタイリングしてる」とか言ってるから、わかるといえばわかるんだけど。直己さんの映画『たたら侍』の撮影現場にも行っているけれど、作品名も映画だってことも言わない。エリーが振りをつけてるってことも言ってない。イニミニのMV撮影の時に、直人さんが「エリーがマイクスタンド使う画が見えたのがすごいわ」とか言っているので、察しろと言われている気はするけれど。
文句に見えるかもしれないけれど、もったいないな、と思う部分が大きい。映画のつくりが、 ドームツアー決定から完走までを時系列でちょっとずつ出していく、感じだったから仕方ないかもしれないけれど、曲も細切れというかぶつ切りだったりするのがもったいないなと思う。そして曲名も出ないから更にもったいない。私たちはあの健ちゃんがステッキを使っていたりスタンドマイクを使っているMVがイニミニのMVだって知っているし、長机に座って踊っているMVとライブでみんなが脱いで踊っている曲が同じ「J.S.B DREAM」だって知っている。けど、知らない人はあの曲かっこいいな、と思ったってたどり着くまでにどうにか調べないとならないという手間が生じてしまうんじゃないかと思う。ラジオだって健ちゃんがANNやってるよ、ってわかったらもしかしたら連れてこられて観に来た人が聞くかもしれないじゃん。あと、完成披露で直人さんとおみさんが大好きだと言っていた、エリーがフリスビーにサインを書いているシーン。あれ、エリーの顔映ってないんだよね。私たちはあのサインがエリーのサインだってことも知ってるし、声もピアスもエリーだけど、知らない人はわからないんじゃないかと思う。もったいない。


作品の軸は隆二くんとおみさんが、テーマソングの「Born in the EXILE」を共作で詞を書くこと。でも、隆二くんは作中で「ALL LOVE」も作詞してるから、不親切な作りになってるなーとも思った。何も考えないでみると、戸惑うかもしれない。不親切な作りでいうと、"J Soul Brothers"がなんなのかの説明が一切なかった。別に無くてもいいんだけれど、そのわりに社長が「僕らがJ Soul Brothersで踊っていた頃」とか直人さんが「過去のJ Soul Brothersに関わった全ての人たちに」とか言ってるから、説明があってもよかったのかなと思う。それから、直人さんとかおみさんが「何もないところから始まった僕達ですけど」と言うんだけど、彼らがどこから来たのか、説明がなかったんだよね。エンドロールにオーディションの映像はあるけれど。そしてこの作品には位置情報が一切なかったなあ、と思うんです。エリーの家でも撮影されてるけれど、宅配が来るまでエリーの家だってわからないからもったいない。画角的にもわからないんだよな、あれ。あと、地方キャンペーンだったり、ライブだったりも、どこなのかが一切なかった。

まあ、過去とか詳細とかじゃなくて、今が、この「BLUE PLANET」が大事なんだよ、と言ってしまえばそれ までなのかなあと思うし、全てがBPの導入とみればそれでいいのかもしれない。現に豊洲の劇場にはBPのDVDが売っていたから。作中でいくつかBPの演出案が挙げられていた。「STORM RIDERS」の風や、おみさんと隆二くんの背中合わせ、イニミニのスタンドマイクに関しては作中で答え合わせができたと思う。でも、直人さんが言っていた「アートな世界だったら蜷川さんの極色彩の写真を転写して」の答えは作中には出てこなかったので、観たことない人はぜひBPを観て答えを見つけてほしいと思う。


文句ばっか言ってるように見えるだろうから、笑ったところとか好きな部分もメモ程度だけど書いておきたいと思う。
始まってすぐの、ニットキャップかぶって前髪があるおみさんがかわいい。
TOW。マリブラだったり、哲也さんに脱がされかける健ちゃんとかに世界が「健二郎さーん!健二郎さーん!」って言ってるのとか、楽しい。キャップ被ってるのはけんちさんでいいですか?ボイトレしてる隆二くんかわいい。レコーディング?してるおみさんかわいい。首にスヌードみたいなの巻いてて埋もれてるのがかわいいです。「いかんせん喉の調子がよくない」「来年ドームツアー」。かわいい。
健ちゃんのANN。メイクばっちり。かわいい。おみさんの「続いて?」がたまりません。直人さんのほの字組お渡し会で小さい子まで泣かせる直人さんは罪な人だなあと(笑)生きてた!直人さん生きてた!はちょっと笑ってしまう。気持ちはわかる。アルバムプロモーション。(作中では地名でないけど)名古屋のおみさんとエリーがかわいいです。「仲悪いみたいじゃないですか」とか「そんな出世してないですよ」のエリーかわいい。
楽しい?毎日楽しい?と監督に聞かれているおみさんが堪らなく好きです。毎日は楽しくないっすけど、とか笑いながら正直に答えてるおみさんが堪らなく好きです。
直人さんがスタイリングしてる場面。「おー、スタイリングしてる」って言ってるおみさんが、黒い半袖Tシャツに黒いマフラーしててかわいい。健ちゃんが後ろでおみさんと「YouTube見ようぜ!」って言ってるのが何それwとなる。そしてここの隆二くんと直人さんのやり取りが大好きです。「あーめんどくせ。一人でやってくんねーかな。一人で閉めてくれないんだよな、この人」「仕事のひとつでしょ?」「金払えや」。わたしも隆二くんに「仕事のひとつでしょ?」と言われたい。そして帰るときにおみさんがエレベーターのボタン押して、その後ろに健ちゃんもいるけれど最初にエレベーターに乗るのが隆二くんなのがなんか好きです。
TOW再び。「さいたま最終日ー!」って言ってる直人さんに、啓司くん哲也さん将吉くんがニヤニヤしてるのがすごく好きです。健ちゃんの話はガツンときた。知っていることを前提で進んでいくこの作品だけど、健ちゃんのことは知らなかったから。脱いだ脱がなかったでわいわいしてたのが申し訳なくなってしまったりもした。
おみさんの「激うま!」がかわいすぎます。エビとトマトのスープってセブンイレブンのやつだよね?もう売ってないけど。レコ大。ヤングメンバーがはしゃいでてかわいいです。まじやべー!しか言ってない。なおなおは大人だと思いました。
パンフ撮影、ものすごくかわいい。そしてものすごく寒そう。健ちゃんを海に入れようとみんなで抱えるときにどこにも入れずただぴょんぴょんしてるがんちゃんかわいい。「あー!足ふんだー!いってー!」のおみさんが楽しそうで大好きです。
BPリハ。ヒロさんが話してるのにスマホさわってるおみさんが気になって仕方ない。GN「途中なんすけど次行かなきゃいけなくて」OM「行くなよ」GN「…お疲れした」。このがんちゃんがとても幼くてなんかかわいい。イニミニの演出でスタンドマイクを立てることが出来ないがんちゃんがとてもがんちゃんでいいと思います。STORM RIDERSの背中合わせが隆二くんの案だと知れたのもよかったです。寝てないがんちゃんに「帰ってすぐ寝た方がいいんじゃない?」と言う健ちゃんがなんか好きです。そして、セグウェイに乗るエリーが天使かってくらいかわいくて好き
BP。初日終わって痩せた!デトックス!っていうみんながかわいいし、直己さんの顔真似をしてるみんながかわいい。エリーのフリスビーは私も大好きですよ。そして声でねえな、って呟く隆二くんが儚くて、ちょっとだけ泣きたくなる。がんちゃんのコメントは、あの人たちが思っているよりずっと今の熱狂を客観的に見ていることを知れるから、はっとさせられる気がする。BPファイナルの時の円陣のあと、見下してるように見えるのが堪らないですね!w


曲に関して。隆二くんとおみさんが歌詞について話してるところにぐっとくるし、おみさんずっと萌え袖だし、ずっとかわいいしかっこいい。歌詞に関してはずしんとくるというか。4回目でようやく歌詞を咀嚼できたかもしれなくて、ようやく泣けた。


OPで「無縁なところに縁は産まれない」とおみさんが言っていたし、ラストの隆二くんとおみさんが語る奇跡のような話。ライブ後の7人で話しているところ、それ以外もパンフをはじめとする作中のすごく楽しそうなところ、エンドロールのみんなの笑顔。いつか来るかもしれない終わりの日まで、7人で笑っていてほしいと願わずにはいられない映画だなと思いました。


どうでもいいこと二つ。ドキュメンタリー、乃木坂46のは母親の言葉で構成されてて、違う視点でよかったです。そして、三代目のドキュメンタリーはきちんと時系列順で構成されてるかと思いきや、健ちゃんとご家族の面会部分が時系列ではない部分に差し込まれててちょっと不思議な気分になりました。


最後に!13日14日の動員と興収ランキングで5位!おめでとうございます!ファンも頑張った!物足りない部分もいっぱいあるけれど、私は好きですよ、この映画。回数を重ねれば重ねるほど、中心以外にも楽しい部分とかいっぱいあるし。そして三代目が好きだなあと改めて思いました。以上!